2009年11月15日
岐阜県海津市 水と緑の館内にある名誉館長森繁久彌さんの直筆と肖像
歴史小説「孤愁の岸」の劇化で平田靱負(ひらたゆきえ)役を演じたのが森繁久彌さん
達筆で記された書の前半部分は次のようにあります
万解の涙をのんで百近き島津の武士(モノノフ)ここに人柱となって眠る
刀を鋤鍬にかえ一年有半
千名にものぼる薩摩隼人ら
酷暑酷寒飢餓に耐え思えばそれは地獄図絵でもあったと察するに余りある
人これを呼んで宝暦の治水という
平田靱負は、工事完了後割腹します
命をかけた治水工事は美濃伊勢尾張の民を救いました