2009年11月22日
大分県日田市豆田町の町並み
大分県日田市豆田町の路上に埋め込まれた大理石の下駄
「とまって」と書いてある
豆田町には、私塾「咸宜園(かんぎえん)」の創始者広瀬淡窓(たんそう)の生家があります
淡窓先生は、自己啓発の手法の中に「万善簿」というものがあるそうです
一日が終わった段階で善行と悪行を帳面につけ、
善行の数と悪行の数を差し引きしてひと月にいくつ善行の数が上回ったかを集計をしました
つまり、万善簿は、善行の数から悪行の数を差し引いた数が一万回になることを目指しています
善行悪行の基準を設けています
悪行の例としては、怒ること、過食、蚊を殺すなどあります
「積善の家に余慶あり」といわれます
善いことはよい、悪いことは悪いと自らを戒め
善いことを積み重ねる
又、家として善行を積み重ねる
ちなみに咸宜園の咸宜とは、「ことごとくよろし」と書き3つの意味があるそうです
・士農工商の身分や年齢を問わず学ぶことができる
・学問というのには、かたよりがあってはいけない、広く様々な学問を学ぶべき
・個性を尊重すべき、頭脳の鋭い鈍いで人間の価値を決めるべきでもない
淡窓先生を慕って全国から塾生が集まりました
淡窓先生の教育方針が、今の教育にも活かされるとイジメなどの問題も少なくなるのではと思います