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お釈迦様の説くたとえ話「宝処化城の譬え」(ほうじょけじょうのたとえ)

たとえば、多くの人たちが記憶力も強く知恵もあるよき指導者連れられて、

隊商を組んで遠くの国へ、珍しい宝を求めて出かけたとしよう。

 

しかし途中の道はけわしく水も草も木かげのない毒獣もいるという恐ろしいコースである。

出発してから数日もたつと、隊員の多くは、疲れと不安でくたくたになって、日々に愚痴を言う。

「リーダーよ、もうこんな苦しい旅行はいやだ。早く国へ帰ろう」と、

リーダーは、彼らをあわれんで言う。

「どうして、そんなつまらない考えを起こすのだ。ここで引き返したら、目の前にあるすばらしい宝を、自分からみすみす捨てるようなものじゃないか」と。

 

そこでリーダーは、方便の神通力で、美しい立派な“幻の城”を行手につくって言う。

「さあ、みなさん、少しも怖がるものはない。あのお城の中に入って、自分のしたいようにしなさい」と。

 

人々は喜んで城内に入って休息を取り、元気を取り戻す。

なかには、ここが目的地だと思いこむ者もいる。

リーダーはその様子を見て、一同に、

「みなさん、さあ腰を上げて進もう。この城は仮の“幻の城”にすぎないのだ。私は、あなた方が疲れきって故郷に帰りたがるのを見て、方便でこの城を仮に造ったまでのことだ。本当の宝のある所は、もうすぐそこだ。宝のある所は近いのだ。全員みな元気を出して宝のある場所へ、さあ前進しよう」 

 

  松原泰道「法華経入門」より

 

 

 

お釈迦様自身がキャラバンの隊長となって、お金儲けをも目論む多くの隊員を連れて旅にでるお話です。

旅のお話しですから夢があって楽しそうです。

しかし、実際の旅は苦しく不安ばかり。

まさしく、人生という旅の途中にある人々の心境です。

そこで、お釈迦様は時にはうれしいことを方便として出してくれます。

それは、志望校を合格したり、結婚であったり、子を授かったり、マイホームを持ったり、お金を儲けたりとあの手この手で幻の城を出現してくれます。

だから人々はその都度、英気をもらえる。

しかし、本当の宝はすぐ近くにあります。

幻の城ではなく、決して消えることのない宝物です。

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