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象と墨俣の渡し

2016年7月25日

昨日は、墨俣三大祭の一つ、天王祭がありました。
 
 
天王祭では、水中花火、ステージイベントなど、いろんな催しがあります。
 
 
多くのお楽しみの中、昔ながらの催しは、各町内や団体ごとに作るダシ(作り物)というものです。
 
ダシには、農産物や日用品を使っているのが特徴です。
 
今年、私たちの町内が作ったダシは、象がこの宿場町墨俣で起こした江戸時代のエピソードの光景でした。
 
「歴史ある墨俣の町を少しでも多くの人に知ってもらいたい」
そんな気持ちから、一生懸命に作りました。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
ジオラマの説明
 
江戸中期のこと、八代将軍吉宗公へ一頭の象を献上するための旅がありました。
この象は、前年、ベトナムより二名の象使いが二頭を連れて来たうちのオス象で、メス象の方は、飼育先の長崎唐人屋敷でなくなっています。
一頭の象を引き連れた宰領二名象使い四名を含む十四名の一行は、長崎から江戸までの三五四里、約二ヶ月半に及ぶ旅にでます。
京都では、天皇に拝謁、従四位を授かります。
長崎を出発して五十二日目の一七二九年五月三日、象一行は宿泊先の垂井宿を出て、中山道から美濃路に入ります。
大垣宿を通り、佐渡川(揖斐川)を渡り、ここ墨俣宿で休憩をしました。
墨俣宿では、象の好物でもある饅頭が村民からふるまわれたそうです。
休憩が済み、墨俣川(長良川)を渡るとき、象はなぜか象舟に乗ろうとしません。
そこで、それぞれの足に綱を巻き付け、舟に乗せるべく、象と人との綱引きが始まりました。
象は動くどころか綱に鼻を巻き付けると、ずるずると二間ほど後ずさりをしました。
このジオラマは、このときの光景をイメージしたものです。
また、常夜燈は、この日から約八十六年後に建立されました。
時空は重なりますが、常夜燈は渡しの象徴ですからあえて表現しました。
この常夜燈は、その後の濃尾大震災で上部が崩れましたが、土台のみが墨俣神社境内に現存しています。
墨俣の渡しのあった周辺は、川町というとても情緒ある町並みでした。
現在は、新犀川沿いに見事な桜のトンネルやアジサイの咲くこみちとなっています。
 
参考資料 「墨俣探訪」、「象の旅、長崎から江戸へ」(石坂昌三著)
     林愼治様資料ご提供
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