2020年3月18日
堺市役所21階展望ロビーからは、仁徳天皇陵を展望することができます。
写真のような光景ですので、あの前方後円墳の形を認識することは難しいです。
伊丹空港着の飛行機からなら、百舌鳥古墳群や古市古墳群の上空を通過することがあり、前方後円墳の形を認識でき、古墳の数の多さにも驚きます。
仁徳天皇陵は歩いて一周するとが出来、約3㎞あります。
さて、世間では消費税減税や給付金の対策が急務だというムードが広がっています。
仁徳天皇は民の竈(かまど)から炊煙が立ち上っていないことに気づかれ3年間租税を免除されました。
三年経って天皇が三国峠の高台で炊煙が盛んに立つのをご覧になられたとき、かたわらの皇后に、
「朕はすでに富んだ。
嬉ばしいことだ」
と仰せになるのです。
「変なことを仰言いますね。
宮垣が崩れ、屋根が破れているのに、
どうして富んだといえるのですか」
「よく聞けよ。
政事(まつりごと)は
民を本としなければならない。
その民が富んでいるのだから、
朕も富んだことになるのだ。」
仁徳天皇はニッコリされて、そう仰られました。
天皇の御言葉を聞いた諸侯が、
「皇宮が破れているのに民は富み、
いまでは道に物を置き忘れても、
拾っていく者すらないくらいです。
それでもなお税を納め
宮殿を修理させていただかないならば、
かえって私達が天罰を受けてしまいます」
と申し出るのですが、仁徳天皇は、引き続きさらに三年間税を献ずることをお聞き届けになられなかったのです。
天皇の御心とはこのようなものなんだ。
このような天皇をいただく大地に私たちは暮らさせていただけることに改めて感謝しなければなりません。
そして、仁徳天皇がされた減税が今の日本にとって真っ先に必要ではないでしょうか。
仁徳天皇は租税の免除の他に、大規模な治水工事をいくつも行っています。
今の日本は仁徳天皇を見習うべきです。
ねずさんのひとりごとには仁徳天皇のご偉業が説明されています。
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