2020年6月18日
先日、朝のテレビ番組を見てましたら、来日している若い中国人女性の闘病のドキュメントでした。
新型コロナ発病の影響で、外付けの人口心臓をつけることになり、痛々しくも本人は明るく懸命にリハビリをしていました。
私はこの手の番組を10年前ぐらいでしたら素直に視ていたでしょう。
ところが今では、いくつかの疑問が湧いてしまい、素直には視れませんでした。
主人公、そのものへの疑問は何もないのですが、次の点が疑問なんです。
・この大掛かりな医療機器や手術費用は日本国が負担したのだろうか。
・心臓の移植しか助かる道はない、でも、日本ではドナーは見つからない。だから中国へ帰還して移植手術を受けるという。なぜ中国ではすぐにドナーが見つかるのか。
・主人公のためにだけ、中国ではチャーター機を用意された。その費用は個人が持つのだろうか。
この3つの疑問です。
普通、日本人が外国でこのような大掛かりな手術を受ければ、一般人では手が届かない費用がかかるはずです。
番組では、チャーター機も含め、お金のことは一切触れていません。
アメリカであっても心臓移植など簡単にドナーなど見つかるはずがないのに、なぜ中国ではタイムリーに見つかるのか。
その疑問に番組は触れていません。
ここまで番組で取り上げるのであれば、その後の彼女のことも教えてほしいと思います。
ところで、日本では感染者が非常に少なく、現在でも2万人まで達していません。
死亡者数も千人弱と数字には低いわけです。
この少ない被害の中で感染をもたらした中国人は何人ぐらいいるのでしょうか。
日本にこれだけ中国人が多くいるのですから、相当数の感染者がいるわけです。
素朴な疑問を持つのが当然ではないでしょうか。
さらにもうひとつ今朝のテレビ番組の紹介です。
アメリカ各地で起きている人種差別デモが日本でも行われていたということで、外国人に日本で人種差別をうけたかという質問をしていました。
この番組でもいくつかの疑問が湧いてきました。
・アメリカで起こされているデモは、純粋な抗議デモではなく、暴動や略奪の様相を触れていないこと。
・きわめておだやかな日本において、テレビ番組として、人種差別問題を持ちかける必要性はあるのかという疑問。
以上、二つの番組を視ての感想は、
マスメディアはある意図のもと、偏った情報で番組をつくる。
といこうことです。
今は、インターネットの情報もあるわけですから、テレビのこのような番組を視ると、情報が偏っていることに気づいてしまう人が出てくるわけです。
そうなると、多くの人はテレビ番組に不信感を持つことになります。
これからは意図のある番組づくりは、意図とは逆効果になるのではないでしょうか。