2021年3月22日
人気ブログ「ねずさんの学ぼう日本」には共産主義・社会主義という制度ゆえに、もたらした悲劇をウクライナの史実を基に紹介されてました。
https://nezu3344.com/blog-entry-4820.html
ウクライナは帝政ロシア時代、穀倉地帯が広がる豊穣な土地であり、飢えなど程遠い生活ぶりでした。
ウクライナの人々は、ロシア正教の敬虔な信者で日本人と同じように性善説に基づく国民性でした。
ところが、ロシア革命を機に生活は激変し、飢饉の2年間で1千万人、さらに第二次大戦で、民族の4分の1にあたる700万人の兵士が死亡、更に大戦後もソ連の内政によって400万人から1000万人が殺されたいいます。
これは疑いようのない事実です。
ロシアの共産主義革命はボリシェビキによるテロリズムの結果として、1,200万人、内戦の後、ヨシフ・スターリンによる虐殺は約2000万から3000万人が人為的な飢餓と悪名高い強制収容所によって命を奪われた。 中国共産党の大量虐殺は少なくとも6000万人の命が奪われた。北朝鮮、ベトナム及びカンボジアなどの小国の共産主義政権は、自国民のかなりの割合を殺害した。カンボジアのポル・ポトは当時800万人だった人口のうち200万人から300万人が大虐殺された。
ウクライナに限らず、共産主義革命が起きるとなぜかこのような大虐殺が起きるのです。
そこで、素朴な疑問が次の二つでてきます。
・そもそも、共産主義を国民が受け入れなければいいのでは。
・そもそも、決まって共産主義革命になると飢饉や大虐殺が付き物なのでしょうか。
一つ目の「国民が共産主義を受け入れなければ良いのでは」という疑問ですが、それはなぜか、共産主義が政権をとるまでは、「平等」とか「幸福」とか「理想の社会」を国民に大PRするのです。
ウクライナの場合は地主の追放でした。
政権をとるためには、ウソであっても素晴らしい理想の社会を並べ立てます。現代におけるポリコレもよく似ています。
二つ目の疑問、決まって飢饉や大虐殺が付き物になるのは、共産主義は少数の権威と権力が多数を支配する構造です。人間の性なのか、一旦、権利と権力を得た者たちは、その体制を維持することを固執するようになり、歯止めの効かない恐怖政治になります。
以上のことでもわかるように共産主義は、ある一面において人間の弱みに付け込んだ悪魔の誘惑とも言えます。
だからと言って、ウクライナの人々が悪魔の誘惑に負けたというわけではなく、どうしようもなかったのです。ただ、共産主義革命を仕組んだ人たちが悪魔的な思想だったということです。
日本でも同じような懸念が起きようとしています。
コロナ恐怖を利用して社会を全体主義に変えようとする思惑を感じます。
マスクの強要もそうです。
ソーシャルディスタンスもそうです。
ワクチンキャンペーンもそうです。
クオーター制度推進もそうです。
大きな同調圧力をメディアも一緒になって作っています。
背後のいる悪魔的思想には気づかずに。
共産主義社会とウィズコロナ社会の共通点は、支配する少数と支配される大多数。